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立正大学体育会剣道部 指導関係スタッフブログ「真面」 MAMEN

「収穫」

監督の和田です。

この土日は私にとっても学生にとっても大事なことを学んだ。

まず、土曜日。
男子はW大との練習試合。
結果は「完敗」。
9人制を二試合行い、1勝もできずに2敗。

わざとそういう結果になるように実力差があるところを選んだのだが、さすがに予想を超える結果。
うちは今回が初戦、相手は既に練習試合を数試合経ていると言っても、うちは夏合宿でやってきたことをまったく出すことができなかった。
実は学生がいい合宿をしたことで少し過信気味なのを危惧していたが、しっかりとその鼻はへし折られた。
今回の練習試合のテーマだった「恐れない」、「左手に心を入れる」、「攻め込んで思い切って技を出す」は、その逆ばかり。

終了後、なぜこのようになったのか?どうすればよかったのか?聞いてみたが、学生からの回答は私が考えていることと、ほぼそのとおりの内容だった。
「俺達やれるかも!」と思って試合に臨んだこと、それなのに「ここまでやられるのか!」と落ち込むこと、「でも明日はやらなければいけない!」と思うこと。
言い訳できないほどやられて、気持ちの面でも技術の面でも「大きな課題」をもらった一日だった。


そして日曜日。
全日本仏教系大会が東洋大学朝霞台校舎を会場として行われた。
結果は残念ながら男子団体3位。
女子団体、男女個人は入賞なし。

男子予選は大谷大と大正大の三校リーグ戦だったが、大正大が事情により棄権したことから、大谷大との一騎打ち。
ここを6-0で勝ち予選を通過し、決勝リーグで前年度優勝の愛知学院大と戦い1-5で敗退。
大差が付いたが、内容は僅差といえる。
実は大谷大戦より、負けた愛知学院大との戦いのほうが見る者を熱くさせた。
それはW大との練習試合でテーマとしたことが少しだが出来てきたから。

ただし、打たれたところは土曜日のW大の場面と一緒。
技術的なものは頭で分かっていてもそう簡単には修正できない。
しかし、技術面で修正すべき点が学生・スタッフ共に明確になり、これからの稽古のヒントとなったことと、何よりもよかったことは、昨日の完敗を引きずらなかったように学生の心が強くなったこと。
この二日間は、学生とって自分の力はどの程度なのだろうかという不安と、どういう心持で試合に臨むべきか特に考えさせられた濃密な時間だったと思う。
これが「大きな収穫」ではないかと思う。
これからも自分と真剣に向き合ってもらいたい。

明日はT大との練習試合を行い、木曜日には関東監督会練習試合も予定されている。
そして9/4(土)、5(日)は熊谷での直前合宿を行い仕上げていくことになる。
4(土)の午前は大会前の最後の練習試合(S大・Y大)を行い、午後は修正稽古。稽古後は、夕方は男子学生とスタッフで食事(焼き肉)に行って決起集会もやることになっている。
5(日)は午前のみで終わる。

大森先生は「試合には勝ちと負けしかない。結果を恐れず堂々と試合をしてこい」といつも送り出してくれた。
そのような"溌剌"とした試合ができるよう、この二週間の準備が12(日)の戦いを決める。



# by risken | 2010-08-30 19:00 | 監督 | Trackback | Comments(0)

「明日のテーマ」

監督の和田です。

明日は10:00からW大と関西から遠征中のD大との練習試合が予定されている。
合宿にもテーマがあったように、関東学生優勝大会まであと約二週間となった今、準備の階段を一歩ずつ上がっていくために、一日一日テーマがあり、明日は「恐れず」、「左手に心を入れて」、「攻め込んで思い切って技を出す」の三点とした。

ところで、今日は抽選会があり、緒戦の相手は「東洋大学」に決まった。
気の抜けない相手であるが、どんな相手であっても自分達の剣道をしていきたい。

さあ、これからが本当のスタートである。

私事であるが、9/1付で人事異動があり、出向解除となり本社に戻ることとなった。
この大事な時期にあわただしいことであるが、できるだけ影響のないようにしていきたい。
諸先輩方には、是非、ご協力をいただきたい。



# by risken | 2010-08-27 20:53 | 監督 | Trackback | Comments(0)

「合宿のテーマ」

監督の和田です。

今回の夏合宿のテーマは、細かく言うといろいろあるが、大まかに言うと①足腰の強化、②構えてから打突にいくまでの仕掛け(=攻め)を工夫し覚えることの二点だった。
稽古環境は、体育館はバスケットコート三面を取ってもまだ余裕がある広さがあり、基立ちの先生方も豊富で、気候は涼しく最高と言える。

合宿の稽古内容は以下のとおりであり、基立ちが豊富な分シンプルなものとした。
①午前
 切り返し→追い込み→基本稽古→地稽古。
②午後
 切り返し→追い込み→大学生基立ちになって高校生と地稽古→先生方が基立ちと
なって大学生と地稽古→先生方が基立ちとなって大学生が掛かり稽古。
③夜間
 切り返し→追い込み→地稽古。

特に切り返しと追い込みは、広い体育館を使って目一杯これでもかと行った。
最後の方は、体がボロボロでも、かえって力が抜けて上手くなったことがわかるまでになった。

今回の合宿でかなり前に出る力はついたし、何より高段者や若手の先生方と稽古したことで、構えてから打突するまでの雰囲気が良くなってきたように思う。
ただ、まだまだ2~3本目を打突した際に態勢が崩れる場面や、試合が一本調子になる場面が見受けられる。
いずれにしても、少し自信がついたのか学生が明るく剣道に取り組んでいるように見える。

この土曜日は、強豪のW大や関西から遠征中のD大と練習試合を行うことになっており、まずはそこにどの程度出来るかが大きな楽しみである。
溌剌と試合をしてもらいたい。



# by risken | 2010-08-26 20:37 | 監督 | Trackback | Comments(0)

備忘録③

【左足の溜め】
これはある先生からの言葉。
「剣道の幅が狭いのは、左足に溜めがないからではないの?」

剣道の幅とは、いろいろな意味で捉える事が出来る。
例えば、剣道の幅を広げるために「呼吸法」を勉強したとか、剣道の幅を広げるために「気」の使い方を勉強したとか、剣道の幅を広げるために「応じ技」を打てるようにしたとか、他の競技を経験してみたり、お茶や書道というのもあるだろう。
「幅」とは剣道の深みだったり、どんな相手とも対応できる力であったりと思うが、今回の場合は幅広く技を使うためには左足に溜めが必要だということ。

つまり、学生は左足が打突の準備ができた途端、すぐに踏み切り、右足で踏み込んで打突をしてしまう。
そうではなく、左足は素早く準備し、攻め足の右足で相手を攻めることによって、左足に少しずつ溜めが生まれるのだということがまだ理解できていない。

そこを出来るようになるためには簡単ではなく、当然、心技体が必要なわけだが、まずは体の部分が出来ていない学生が多いので、稽古中にいつでもできる工夫をしてみた。

これが意外に効果がありあり、これにより「溜め」の部分だけでなく、「さばき」の部分でも効果がでてきたように思う。
でもその方法はここでは内緒。
せっかく秋田まで行ってつかんだものだからね。
稽古に来ていただければお話します。

今日はここまで。



# by risken | 2010-08-26 00:23 | 監督 | Trackback | Comments(0)

備忘録②

「感動」
監督の和田です。
今回は中日もなく、学生はもちろん大変だったろうが、私たち指導者も疲労困ぱいというのが正直なところ。

そんな中、大館工業高校から参加したFくんは、高校から剣道を始めたにもかかわらず、たった一人で参加し、全15回の稽古をやりきった。
しかも、朝は8:00過ぎから夜は20:00過ぎまでFくんはひたすら道場にいた。

自分が高校生の時にこんなことが出来るか?
まったく「NO」である。
剣道がいくら好きと言っても、たった一人でこれだけ忍耐強く剣道に打ち込めるだろうか?
彼は、稽古が終わるとかばんからおにぎりを出して観覧席で食事とるわけだが、その姿には悲壮感のようなものは何もなく、ただひたすら強くなりたいと願っているすがすがしい姿だった。
そんな姿になぜか涙が出た。

そして最終日、20日朝にバスに荷物を積んでいるとき、鷹巣高校の生徒とともにFくんは体育館の後かたずけまで手伝いに来てくれた。
なんという高校生だろうか?
どんなふうに育てればこんな子に育つだろうか?

別れ際、彼の最後の言葉に泣けた。
「これからも頑張って強くなって立正大学剣道部に入部したい」。
待ってるよ!Fくん。
剣道部は君を待ってるよ。
君が入部してくるときは今の二年生が四年生だ!



# by risken | 2010-08-24 23:51 | 監督 | Trackback | Comments(0)
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